国立国際医療研究センター 国際感染症センター 国立国際医療研究センター
新型コロナの経験を生かして、次の感染症に備える
未来のためにあなたができること

回復者血漿シミュレーション研究への参加者募集

 新型コロナウイルス感染症での経験に見るように、今後もまた新たな感染症の流行が起こる可能性があります。治療方法が確立されていない感染症の場合、感染症から回復した人の血液に含まれる抗体(病原体に対抗できる成分)を投与する治療を行うことがあります。この治療のためには回復者の血漿(回復者血漿)が必要です。
 感染症に対する回復者血漿を集めるには、血漿採取を行う仕組みづくり、医療機関・日本赤十字社・製薬会社での連携体制づくりなどが必要です。新型コロナウイルス感染症の流行の時は、このような仕組みや体制作りに非常に時間がかかってしまいました。
 この経験を踏まえて、新たに感染症の流行が発生した時のために、この研究に同意された方を感染症回復者に見立てて、仕組みづくりや連携体制づくりのシミュレーションを行います。国立国際医療研究センターで行うシミュレーションに協力してくれる人を募集しています。
ご質問がある場合は、お気軽に → 研究実施機関および問い合わせ先 までお問い合わせください。

研究の内容

イラスト

 この研究では、あなたを感染症回復者に見立てて、国立国際医療研究センターで健診を行います。その結果をもとに供血の適格性を判断し、適格と判断された場合は献血にご案内します。
 健診の内容は、新型コロナウイルス感染症の抗体検査、一般的な血液検査、感染症の血液検査、心電図検査などです。結果はあなたにお返しいたします。

研究に参加できる方

イラスト

 20~69歳までの方(ただし、65~69歳は60~64歳までの間に献血経験がある方)にご協力をお願いしています。
 また、男性で45kg以上、女性で40kg以上の体重が必要です。その他の詳細な条件は以下のリンクをご覧ください。

研究参加の方法と流れ

ステップ1 研究参加に申し込む

→ 研究参加の申し込み ページから申し込んでください。

ステップ2 抗体を測定する

問診票や診察の際に、病歴や飲んでいる薬などいろいろな情報をお聞きし、研究参加できるかどうかを総合的に判断します。→ 研究に参加できない条件 に該当する場合、ご来院頂いても研究にご参加いただけませんので、ご確認をお願いします。

ステップ3 血漿採取を行う

適格だと医師が判断した場合、日本赤十字社の献血にご案内します。